人生のパートナーで、仕事の相方、心優しき夫中村との日々を、時代背景と当時の様々な舞台や、スタッフ・出演者・家族との交流を通して、良二(本名)が龍史に変貌し、もの創りとしての重荷を背負って歩む日々を、、、アレ、家康みたいになってきた、ヤバイ!
「るみちゃん、もっと肩の力を抜いて、気楽に喜楽に!」と、夫リョージ君の声が聞こえてきた、ような、気がする。
そうそう、構えたところで、私のやること、高が知れている。
彼の著作「満身ソウイ工夫」を読み返したら、やっぱり面白い!
ニューヨークで倒れ意識不明になったところから、中村JAPAN.D.Cを創設しインドネシアで公演するところまでであるが、飾ることなく正直で面白い!
アップで見れば悲劇でも、引いてみると喜劇、中村の筆にかかると「馬鹿だねえ!」となる。
どうして、感じたこと、考えたことが、そのまま言葉になって書けるのだろう。
彼は文章を書く時は、いつでも構成せず、パソコンに向かい思いついたまま指を動かしている。
「書く」というより「描く」のか。・
私はオリジナルの劇作をする場合、ラストを決めて、そこに至る起・承・転を細かく構成し、登場人物の歴史を表にして、、あっ、北の巨匠のシナリオ作りと同じことを、、。
彼は「ちょっと書いちゃうね」これ終わったら遊ぼう、みたいなノリで、頼まれた原稿をこなす。
描き終えると、宿題を終えた小学生のように「ちょっと見て」とパソコンの向きを変える。
「ハハハハ、なんでこうなるの?」「どう?面白い?」と、嬉しそうに照れる。
「Stage navi」の元編集長・井又さんは「龍史さんは初めから自身の文体ができていた」と。
本人が創る舞台と同じく、イメージしやすく愉しく笑って欲しいとのサービス精神で、文字を通しても
「笑いと明日への活力」を届けたかったのだと思う。
さて、どこから手をつけよう。
まずは上野で過ごした幼少から、甲子園を目指した音楽少年を経て、演劇青年に至るまでか。
本人曰く劣等生だった中村の、裏表のない素直で明るい性格はどう形成されたのか、私の大好きな中村の父と姉と叔母の話を思い出し、友人や同期生の彼への想いを、私なりの言葉で描く明るいエンターテインメントにしたい。
このHPでは、登場する方々はイニシャルでなく、芸名及び本名で書かせていただきます。
もしご迷惑をかけるようなら、すぐに変更しますので、お知らせください。
また、中村曰く「しっかりしているようで抜けている」私の、記憶違い勘違いがあったら、ご指摘くださればすぐに対応いたします。
ファンの皆さまとの会話、お世話になったスタッフ・出演者・メンバーの皆さまとの思い出、又、ご意見ご感想も、是非お寄せくださいませ。
3月25日が中村のお誕生日なので、その日に第一話を届けられるよう、頭も心もフル回転!
どんな話が飛び出すか、私も中村に倣って、飾らずに正直に、できれば面白く!!
中村 留美子