明けましておめでとうございます。本年も宜しく愉しく朗らかにお付き合いの程、お願い申し上げます。
昨年、「energy体操」を都内の障がい者の施設で取り上げてくださっていると聞き、知的障害のあるクラスを二つ拝見しました。皆さんenergyのコーチの映像を見ながら、立ったままの方も座ったままの方も集中して 真似をしてくださるのを見て、正直驚きました。
もちろん、指導者の丁寧さと根気もありますが、これを続けたら歌いながら体操をすることも可能ではないか、どのような障害があっても、表現の可能性を広げて行ける、体操といえども中村が作ったものは、身体だけでなく頭も同時に動かさなければ体操として成立しない、そしてそれを繰り返すうちに表現に繋がっていく・・・・そんな思いを持ちました。
障害を持つ方々が、ラジオ体操替わりになさっている施設もありました。協力してくださる事業者の方々と共に、私達スタッフも呪文のような歌詞と慣れないステップに自分で自分の足を踏む日々。それでも一旦間違いなく3番迄出来ると、なんとも嬉しく清々しく晴れがましい気分になります。
踵で音を出すので骨の成長も促し、立つ事が辛い高齢者は椅子に座ってでもお楽しみいただけます。
そこで、YouTubeで歌と体操を分かりやすく見て覚えられるように準備中です。
ひとり東京パフォーマンスドールも11年目に突入する中川雅子さん、若くして障がい者の就労支援の事業所を経営する田辺いつきさん、中村とは長い付き合いのNメソッドの川本佳代さんの3名が、明るく愉しく体操のコツを教えます。
職場や学校、幼稚園や町内会など様々なグループで覚えていただき、是非その映像をYouTubeにアップさせていただければ幸いです。
なんてったって、体育演劇創始者が22年間在宅透析をしていた障がい者なのですから、誰もが同じ舞台に立ってエンターテインメントを成立させることは、きっと可能です。
★YouTubeチャンネル開設のご案内はホームページにてお知らせ致します。
本年のワークショップは「energy」出演者のみを対象に開催していたのですが、令和7年は一般の皆様のご希望があれば、特に身体能力を必要としない「ボディスラップ&アースタップ&energy体操」教室の開催も考えております。
ご承知の通り中村は「マッスルミュージカル」「energy」などの体育演劇のみならず、同じくノンヴァーバルの「ear」、中高生の芸術鑑賞会で大好評だった「けんばん君物語-キーマン-」、繰り返し上演された「青空」「天国の本屋」、1980年代に実験的に公演していた「中村一座」のレヴューショー、歌って踊るアイドル集団の魁「東京パフォーマンスドール」等々、幅広く舞台を創ってきました。
近い将来、中村の懐かしい作品、本人が出演している舞台、JAPANの舞台などもアップして行くつもりです。
★また引き続き、カラオケの休憩中は「やすらぎ体操」で和んでくださいませ。「energy体操」を広めるための資金になりますので、カラオケ屋さんに足を踏み入れた際は是非思い出していただきたく宜しくお願いいたします。
昨年も大変お世話になりました。本年もあたたかく見守っていただけたら幸いです。
令和7年新春
NPO法人NAKAMURAメソッド体育演劇
代表理事 中村留美子 理事・スタッフ一同
